買い取られた着物はどうなるの?

買い取られた大切な着物はどうなるの?

あなたの大切な着物は、買取業者に買い取られた後、様々な方法や形で次の方へと渡る様になっています。

着物

 

出張買取の場合だと、買い取られた着物は8日間のクーリングオフ可能期間は、買取業者の倉庫などに保管されています。
(※宅配買取、持込み買取の場合、クーリングオフ適応外なので、あえての保管はされません。)

 

そして8日間のクーリングオフ期間が終わると、おおむね同時に自社経路での販売がなされます。

 

販売方法としては、

1、系列店舗での直接販売
2、ネットショッピングやオークション等でのネット販売
3、呉服店や貸衣装店への卸販売

の3種類です。

 

着る事ができる着物は

また、まだ充分に着ることができる様な着物は、採寸・検針・オゾン消臭・プレスをはじめ、必要なメンテナンスが施されます。

 

仕立て直しやシミ抜きを経て、良品として選別された着物は、防臭・抗菌剤をいれて丸洗いもされ、クリーニングしたリサイクル着物や中古着物として、次の持ち主の元へと届きます

 

これは活躍の場をなくした着物が、再び着物として活躍する一番嬉しい形です。

 

着られない着物は

では、実際に着られない着物はどうなるのか?

 

一例を挙げれば、表は綺麗なのに胴裏が汚れているような着物や、既に着ることができない様な着物は、リメイク業者やリメイクを趣味とする方へと販売されます。

 

そこで新しい洋服などに作り替えられたりすることで、着物は新しい命を吹き込まれて生まれ変わります

 

着物のはぎれ等は

着物

更に、はぎれの状態になっているような物は、小売店等に販売されて、小物や人形などに作り替えられます

 

文化交流で国外(※主に中国、台湾、ベトナム等)に送ったり、違う形で誰かに寄り添う形へと生まれ変わります

 

チェック
このようにして、大切なあなたの着物は、いろいろな形で次の利用者の方の役に立ち続けていける訳です。

 

長く手元に置いた着物は、思い出も含めて手放したくない気持ちが大きいもの。
ですが、着物一枚を売るだけで、それを手にして喜び、活用して下さる方がたくさんいらっしゃいます

 

「箪笥の肥やし」なんて勿体ない事はせず、着物を次へと繋げていけると良いですね。